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臓器と臓器の連携

更新日:2020年1月19日

日々の暮らしのなかで『緊張/リラックス』のバランスが大事で、緊張に傾いてばかりいると「副腎」という臓器が疲弊して、健康にも美容にも妊活にも悪影響だということを前の記に書きました。このページでは、こういった状態が引き起こす負のループについて書きたいと思います。覚えておいて欲しい臓器同士の連携です。


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イラストの臓器はどれも大事な臓器。


個々で働いているのではなく、互いに連携しながら働いているのです。


は、ココロとカラダに起こった刺激を受け止めて処理して、またカラダに指令を出します。

は、食べ物から栄養を消化吸収したり便を作ったりするほかに、免疫を担ったり、脳内ホルモンの原料も作ります。

副腎は、ストレスから心身を守ったり、自律神経の調整や免疫を調整します。

甲状腺は、全身の代謝や体温の調整をします。

卵巣は、女性ホルモンを作り、卵子を育てます。


このように大事な役目を担ってる臓器同士が連携を取りながら機能しているのです。

なので、どれか一つの機能が乱れたり低下していると、他の臓器までもが同じように調子が悪くなるのです。

ストレスがかかり過ぎると代謝が落ちて疲れやすくなり、基礎体温も低下したり、生理が止まったり。

腸内環境が悪くなるとウツウツしたり、アレルギーが出やすくなったり。

このように負のループが起こるのです。

でも・・・ちゃんとケアができていれば、反対に正のループも作れるのです!


このように臓器の連携を考えた時のケアポイトをここでは2つ紹介。


①「副腎」が疲弊しているときは、若さのホルモン(DHEA)が低下するリスクを踏まえて

観察・ケアをしよう。


若さのホルモン(DHEA)も、抗ストレスホルモン(コルチゾール)も同じ「副腎」から作られていて、どちらも原料は同じカラダに蓄えられている「脂」です。

なので、ストレスが掛かり過ぎていたり、「副腎」が疲弊して働けなくなっている状態の時は、若さのホルモン(DHEA)が十分に作られなくなるのです。

何だかやる気がでない、最近老けてきた。

肌もココロもカサカサ、膣もカサカサ、生理が乱れてる・・・などがそんなサインです。


そんな時には、原料である「良質な脂」を食事やサプリメントでしっかり摂ったり、脂からホルモンへの変換をサポートしてくれるような栄養素を摂ったりしましょう。

それでも改善しない場合には、ホルモン状態を採血でチェックしたり、場合によっては「天然型ホルモン(※ナチュラルホルモン)」を内服してホルモンレベルを底上げする方法もあります。


※ナチュラルホルモンとは欧米でエイジングケア目的で使用されている天然型のホルモン剤。

副作用が少なくケミカルな 薬剤が嫌な方、薬剤では調整しにくい場合などに用いられます。



日本での正規の取り扱いは医療機関のみ、主にエイジングケア領域の治療で用いられています。



②「副腎」・「腸」・「脳」がお疲れの時は、代謝や体温が低下するリスクを踏まえて観察・ケアしよう。


「甲状腺」はのどぼとけのすぐ下にある小さな臓器。

生命維持のために、体の新陳代謝を調節したり、脳にある体温のコントロールセンターから指令を受けて体温調整を行ったりしています。

排卵や着床など妊娠とも大きく関係していると言われています。


疲れやすい、寒さや暑さを感じやすい、 むくむ、動悸がする、痩せやすい、太りやすい、生理不順・・・などがサインです。


ちなみに、基礎体温のベースが36.30以下と低くて「ミトコンドリア」の働きを上げるケア⇒

酸素ケア糖質ケアをしても効果がない場合には、「甲状腺」機能が低下している可能性もあります。


実際に採血検査の結果からはそうした病気が診断されなかったとしても、安心はできません。


実は、病気の域には達していないものの、甲状腺の働きが弱っている女性が多いという実情があり、ケアサポートをしていてもそんな女性が多いです。このように思いあたる症状や生理や排卵の問題があり、加えて低温期の基礎体温がT36・30℃以下の日が多いという方は、「甲状腺機能を調べる採血検査」を病院で受けてみても良いでしょう。


一般的な検診の項目にもある「TSH」「FT3(遊離トリヨードサイロニン)」「FT4(遊離サイロニン)」のうち、生体内でホルモンとしての有効作用を最も発揮している「FT3」の値が低下している場合には、病気と診断される領域外の〝より健康に〟の視点から好ましくありません。

脳から甲状腺への分泌刺激であるTSHが2.5以上なら、潜在的に「甲状腺」の機能が低下している可能性があります。

その場合には、自分で出来ることとしてはカラダを温めてくれる食材の工夫やカラダを温める生活の工夫を。それ以外では、病院でその機能を高める作用を持つ薬剤の処方をうけるか、甲状腺の働きを上げる作用を持つ※ナチュラルホルモン処方を受けて内服する方法もあります。


★チェックするポイント!3週間

病院で甲状腺機能を高める作用を持つ薬剤や、※ナチュラルホルモン処方を受けて内服した場合には、最低でも3週間経過してから評価しましょう。

採血でもう一度数値を比べてみたり、基礎体温の上昇やグラフのガタツキの軽減があるかで比較できます。このほか、自覚症状としてみるならば、疲れやすさや冷え、バイタリティー、便通、お肌のコンディションなどで改善があるかもみましょう。

★チェックするポイント!3ヶ月

生理不順や排卵障害があった場合は、上記の3週間に加え、3カ月間の中で経過を見てみましょう。


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