<親から受け継いだ体質>と<産まれた後に育った生活環境でつくられる体質>で
健康や病気のリスクが決まります。
じゃあ、これから生まれてくる赤ちゃんは?
成人病胎児発症説(*1)・・・と言うのがあります。
成人病になりやすいかどうかは、胎児(母親のお腹のなか)の時期にすでに決まってしまう・・・という説です。その節から発展したのがDOHaD(*2)と言う概念。
ここには、【遺伝子のスイッチの切り替え】が深くかかわっているそうです。
妊娠前や妊娠中の「体重や栄養素、愛情」、妊娠中の「性ホルモン状態」などが
関係するそうです。
妊娠できればいいって訳じゃない、
健康で、元気で、ストレスに強い、元気な子に育ってほしい。
そのために何ができるか?
プレママとして、意識と知識を持った妊活を!
(*1)お母さんのお腹にいるときに、すでに病気が始まっているという説。妊娠前、妊娠中の女性の食生活が大きく左右するということ。日本はいま低出生体重児の出産が増えており、その背景には女性のダイエット志向(体重)や喫煙習慣との関連などが指摘されている。
小さく生まれた赤ちゃんは、将来的に成人病(生活習慣病)を発症するリスクが高いということがわかってきています。
(*2)DOHaD とはDevelopmental Origins of Health and Diseaseの略。
「将来の健康や特定の病気へのかかりやすさは、胎児期や生後早期の環境の影響を強く受けて決定される」という概念。発達過程(胎児期や生後早期)における様々な環境によりその後の環境を予測した適応反応(predictive adaptive response)が起こり、その時の環境とその後の環境との適合の程度が将来の疾病リスクに関与する」と考えられています。